日本の株主優待:株式会社ヤクルト本社

日本の株主優待

日本には「株主優待(かぶぬしゆうたい)」という制度があります。
これは、企業の株式を一定数以上保有している株主に対して、商品や商品券、割引券、食事券など、さまざまな特典を提供する仕組みです。企業はこの制度を通じて、長期保有株主の増加や企業イメージの向上を期待し、株主は配当以外にも日常生活で実感できるリターンを得る楽しみがあります。

ただし、株主優待はすべての企業にあるわけではなく、優待を受け取るための最低保有株数や保有期間などの条件は企業ごとに異なります。

私は普段、企業の成長性や信頼性を重視して株式を保有していますが、優待内容が魅力的で信頼できる企業であれば、優待目的で株を購入することもあります。

株式会社ヤクルト本社

株式会社ヤクルト本社は、1955年に設立された日本を代表する健康関連企業で、本社は東京都港区にあります。資本金は約311億円で、創業は1935年にさかのぼります。創始者の代田 稔博士は1930年に乳酸菌の強化培養に成功し、1935年にはこの乳酸菌を用いた飲料「ヤクルト」が誕生しました。

1963年には、ヤクルトの普及を目的として、「ヤクルトレディ」によるお届けシステムを全国に展開しました。このシステムは現在も日本社会に根づいた信頼性の高い販売方式として続いており、ヤクルトブランドを象徴する存在となっています。

ヤクルトの国内飲料・食品事業には、「ヤクルト」などの乳製品乳酸菌飲料、「ジョア」などのはっ酵乳、そして清涼飲料などがあります。企業理念である「私たちは、生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します。」を基軸に、微生物研究を中心とした事業を展開し、人々の健康づくりに貢献することを目指しています。

私にとっても乳酸菌飲料といえば、まず「ヤクルト」が思い浮かぶほど、子どもの頃からいつも冷蔵庫の片隅にあった馴染み深い商品です。今では昔のように常に買い置きしているわけではありませんが、ふと思い出したときに自然と手が伸びるくらい、今でも親しみを感じる存在です。

株式会社ヤクルト本社 株主優待の条件

●権利確定月: 3月・9月
●優待内容: 自社商品(3月)、株主優待クーポン(3月)、東京ヤクルトスワローズ公式ファンクラブ無料入会権(9月)
●条件: 100株以上

株式会社ヤクルト本社の3月株主優待は、自社商品と株主優待クーポンで構成されています。また、100株以上を5年以上(株主名簿に連続11回以上記載)保有する長期株主には、3月優待としてプリペイド式ギフトカード「QUOカード」が追加で贈られます。

9月株主優待は、ヤクルトのプロ野球チームである東京ヤクルトスワローズのファンクラブ特典で構成されています。スワローズファンクラブの優待では、100株保有で「ライト会員」、1,000株保有で「レギュラー会員」の入会権が提供されます。

私は正直、スポーツにはあまり関心がありませんが、株主優待と長期保有特典を目的にこの株を保有しています。

※本内容は投稿日時点の情報です。

株式会社ヤクルト本社 株主優待

2024年ヤクルト本社日本株主優待の麺とジュース詰め合わせセット
2024年ヤクルト株主優待 麺とジュースセット

2024年3月の権利確定後、7月上旬に宅配便で届いたそうめんとフルーツジュースのセットです。
当時の株主優待の条件は正確には覚えていませんが、保有株数によって優待商品の内容が異なっていたように記憶しています。

ヤクルトが製造したそうめんは、コシがありながらもつるっとした食感で、温かい料理にも冷たい料理にもよく合いました。
フルーツジュースはさまざまな味が入っており、知人に分けて楽しむこともできました。
また、賞味期限が長く保存しやすかったため、夏の時期に少しずつ冷やして飲むのにもぴったりでした。

全体的に、ヤクルトらしい清潔感と丁寧さが感じられる株主優待セットでした。

2025年ヤクルト本社日本株主優待 ヤクルト1000セット
2025年ヤクルト株主優待 ヤクルト1000セット

2025年から、株式会社ヤクルト本社の株主優待内容が変更になりました。
株主は、乳製品・乳酸菌飲料のセットまたは清涼飲料と乾めんのセットのいずれかを選ぶことができます。

私はその中から「ヤクルト1000」セットを選びました。ヤクルト1000は、ヤクルト史上最も高濃度の乳酸菌 シロタ株を含んでおり、ストレスの緩和、睡眠の質の向上、腸内環境の改善に役立つとされています。

冷蔵保存が必要な乳製品や乳酸菌飲料は、事前に電話で希望の配達日を指定すると、ヤクルトレディが直接届けてくれるそうです。しかし、ヤクルトレディの勤務時間は主に平日の午前9時から午後3時頃までのため、私のような一般的な会社員にとって、自宅で直接受け取るのは少し難しいものでした。

私の住むマンションには宅配ボックスがありますが、7月の真夏に冷蔵飲料を長時間入れておくのは避けたかったため、株式会社ヤクルト本社のほうでヤクルト1000を保冷剤とともに保冷バッグに入れ、ヤクルトレディの最終配達時間に合わせて宅配ボックスに入れてくれる形で配慮してくれました。

保冷バッグと十分な保冷剤のおかげで飲料の温度がしっかり保たれ、株式会社ヤクルト本社のヤクルト1000を新鮮な状態で問題なく受け取ることができました。

2025年ヤクルト本社日本株主優待 ヤクルト1000
2025年ヤクルト株主優待 ヤクルト1000

子どもの頃、私はヤクルト特有の甘酸っぱい味が大好きで、ヤクルト1パックを一人で全部ストローを刺して飲んでしまったことがあります。そのとき父に叱られましたが、今思えば、それだけヤクルトの味が子どもの私にとって特別だったのだと思います。

そんな思い出の味を守り続けてきた日本の株式会社ヤクルト本社は、子どもの頃から今に至るまで、私の生活の中でいつも身近な存在でした。これからも、人々の健康と幸せを支える信頼できる素晴らしい商品をたくさん届けてほしいと思います。

■株式会社ヤクルト本社

ヤクルト本社
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