すすきの:日本最北のナイトライフの中心地
ススキノは札幌市中央区に位置する代表的な繁華街であり、歓楽街でもあります。
東京の新宿・歌舞伎町、福岡の中洲と並んで「日本三大歓楽街」の一つに数えられており、「東京以北最大の歓楽街」や「アジア最北の歓楽街」とも称されています。
このエリアは風俗店だけでなく、地元の人や観光客の間で人気のグルメスポットとしても知られています。
ラーメン横丁、寿司専門店、ジンギスカン(ラム肉の焼き肉)専門店、居酒屋など、北海道ならではの食文化を味わえる場所でもあります。夜になると、無数のネオンサインと人々で賑わい、ススキノ特有の華やかで温かみのある雰囲気が広がります。
ニッカウヰスキーの看板:すすきのの象徴的なランドマーク

ススキノの中心にある交差点には、ススキノのシンボルとして知られる巨大なニッカウヰスキーの看板があります。
赤いひげのスコットランド人が描かれたこの看板は、日本のウイスキーブランド「ニッカ」を象徴するイメージであり、夜になると明るく輝き、ススキノの華やかさを一層引き立てます。また、男性の背景の色は6色に変化するとも言われています。
地下鉄ススキノ駅で降りると、どの出口からでもこの看板を簡単に見つけることができます。
ジンギスカン:北海道名物のラム肉焼き料理


「ジンギスカン」は、北海道を代表する郷土料理で、特製のドーム型鉄板でラム肉を焼いて食べるスタイルです。中央が盛り上がった鉄板にラム肉をのせ、周りには玉ねぎ、もやし、長ねぎ、キャベツなどの野菜を並べ、一緒に焼いて楽しみます。
ラム肉は柔らかく、クセが少なく、独特のにおいもほとんどないため、初めてラムを食べる人でも美味しくいただけます。
ジンギスカンは専用のタレにつけて食べたり、あらかじめ味付けされたものを使ったりすることもあり、「サッポロクラシック」などの地ビールとの相性も抜群で、多くの人に愛される定番の組み合わせです。
味噌ラーメン:北海道の濃厚で風味豊かな麺文化

北海道といえばラーメンは外せません。中でも札幌は濃厚な味噌ラーメンで有名です。
「えびそば一幻」や「らーめん信玄」のような美味しくて有名なラーメン店が多く、ラーメン好きにとってはまさに天国のような街です。
本来は「えびそば一幻」に行く予定でしたが、行列があまりにも長くて、代わりに訪れたのが「麺屋 輝風(きふう)」でした。
ここでは「元祖味噌ラーメン」が一番人気のメニューとされており、日本の人気アイドルグループ「Snow Man」のメンバー、佐久間大介さんが訪れたことでも有名で、その影響で一時は店の前に長蛇の列ができたそうです。
地元民のようにすすきのをもっと楽しむためのポイント
1. ススキノ駅は札幌駅から徒歩20分
ススキノ駅は市内中心部である札幌駅からとても近い場所にあります。公共交通機関を利用すれば約7分、徒歩でも約20分ほどなので、涼しい札幌の風を感じながら散歩気分で向かうのもおすすめです。
2. 夜のススキノでは注意を
ススキノは歓楽街でもあるため、特に女性が深夜に路地裏を歩くのは避けたほうが良いでしょう。日本は全体的に治安が良いとはいえ、注意を払うに越したことはありません。できるだけ明るく広い道を通るようにしましょう。
3. 人気店は行列必至
人気のあるお店、特にラーメン屋は回転が早いとはいえ、常に長い行列ができています。訪れる際には待ち時間も見込んで、余裕をもってスケジュールを立てることをおすすめします。
4. 現金の用意も忘れずに
ススキノには現金のみ対応の店舗も多くあります。特にラーメン屋や小さな居酒屋の中にはカードが使えないところもあるので、少額の現金を用意しておくと安心です。予想外の場面にも備えて、財布に現金を少し入れておきましょう。
5. 深夜はタクシー利用も検討を
ススキノの地下鉄の最終電車は通常、深夜0時ごろに終了します。遅くまでラーメンやお酒を楽しみたい場合は、あらかじめタクシーや徒歩での移動も考慮しておきましょう。札幌市内のタクシーの初乗り料金はおよそ600〜700円程度です。
6. ススキノの看板撮影は夜8時以降がおすすめ
ススキノのシンボルであるニッカウヰスキーの看板などは、夜8時以降が最も撮影に適した時間帯です。この時間はライトアップが美しく、雰囲気のある写真を撮るのに最適です。三脚がなくても、十分に魅力的な夜景が撮影できます。
■北海道公式観光サイト

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