★☆☆書評|13歳からのMBA – 中川 功一

13歳からのMBA 中川 功一 本の表紙
13歳からのMBA 中川 功一 本の表紙

✨星評価 — 本の難易度ガイド
★☆☆ 一つ星: 読みやすく、理解しやすい
★★☆ 二つ星: 一部専門用語を含む中級レベル
★★★ 三つ星: 複雑なアイデアや専門用語が多い上級レベル

本書について

■タイトル:13歳からのMBA
■著者:中川功一
■出版社:総合法令出版

「13歳からのMBA」は、13歳の子どもでもMBAの概念をやさしく理解して読めるように構成されたビジネス入門書です。しかし、この本は子どもだけでなく、経営に関心のある大人の読者にもおすすめできる経営学入門書です。

経営大学院教授である中川功一が執筆した本書は、マーケティング、戦略、財務、リーダーシップなどMBAの核心テーマを、実際の事例を通して明確に説明しています。また、読者が自ら考える力を養い、ビジネスがどのように機能するのかについての確かな基礎を築けるよう導きます。

内容の要約

まずビジネスの基本的な概念を説明し、実際の事例を参考に新しいビジネスを考案します。次に、よく売れる仕組みの構築や資金管理の方法、そして仲間と協力できる信頼されるリーダーへ成長する方法を学びます。最後の章では、世界的に有名な企業家たちのケーススタディを通して内容を整理し、締めくくります。

印象に残った言葉

■かたちにする、やり方はいろいろ
商品であれば小型の模型、アプリであれば最小限の機能を備えた「MVP」(ミニマム・バイアブル・プロダクト)をつくります。近年では、どういう商品・サービスにしたいのか、動画でアイデアをまとめる「ビデオMVP」も使われます。

■「はたらく」をかんがえる時間
ステップ1 自分は今、どんな仕事をしたいと思う?
ステップ2 なぜ、自分はその仕事をしたいと思うのか、その理由を考えてみましょう。
ステップ3 その仕事をするために、どんな力が必要ですか?それは、どうやって身につけますか?

■オーセンティック・リーダーシップの5要素
①夢・目標があること
②真心で人と接すること
③しっかりした道徳を持っていること
④自分がきちんと統制できていること
⑤他人との関係を大切にしていること

読後の感想

私も以前、経営大学院でMBAを学びましたが、時間が経つにつれて学んだ内容をかなり忘れてしまいました。そこで、核心をやさしく簡潔にまとめた本書を読んでみたいと思い、購入しました。本書は短いながらも内容が充実しており、イラストと実例を交えて核心的な概念を説明しているため、とても理解しやすかったです。学生だけでなく、経営に関心のある方や起業を考えている方にとっても、入門書として非常に適していると思います。

私は現在会社員として働いていますが、常に「自分が経営する会社」という意識を持って仕事に取り組んでいます。そのため、経営に関する本を読むことは私にとってとても大切な習慣です。また、今のようにブログを運営する際も、経営者の視点やマインドを持って取り組めば、より多くの人に効率的で価値のある情報を届けられると感じました。

Comments