★☆☆書評|本当の勉強法 – 望月俊孝

本当の勉強法 望月俊孝 本の表紙
本当の勉強法 望月俊孝 本の表紙

✨星評価 — 本の難易度ガイド
★☆☆ 一つ星: 読みやすく、理解しやすい
★★☆ 二つ星: 一部専門用語を含む中級レベル
★★★ 三つ星: 複雑なアイデアや専門用語が多い上級レベル

本書について

■タイトル:何歳からでも結果が出る 本当の勉強法
■著者:望月俊孝
■出版社:すばる舎

本書は、「何歳からでも結果が出る 本当の勉強法」をテーマに、これまで当たり前とされてきた学習方法を見直すことを促す自己啓発書です。ハーバード大学、オックスフォード大学、コロンビア大学などの研究をもとに、46の勉強法をOX形式で整理し、何が本当に効果的なのかを直感的に理解できる構成になっています。学習計画、試験対策、読書や休息まで幅広く扱い、日常生活ですぐに実践できる内容がまとめられています。

著者の望月俊孝は、事業の失敗や多額の借金、健康問題、リストラなど人生のどん底を経験した人物です。しかし、それらを乗り越え、現在まで30年間で73万人以上を指導してきました。こうした経験をもとに、本書では単なる理論ではなく、実際に結果につながる勉強法が紹介されています。特に、失敗したくない方や、効率的な学習方法を探している方におすすめの一冊です。

内容の要約

本書は、受験勉強中の学生からキャリアアップを目指す社会人、記憶力を高めたい方、久しぶりに学び直しをしたい方まで、幅広い読者に向けて、結果につながる勉強のプロセスを段階的に示しています。まず、勉強を始めるときの迷いや不安を断ち切り、明確な学習目標を設定し、現実的な計画を立てることの重要性を強調しています。これにより、漠然とした努力から抜け出し、方向性のある学習へと導きます。

続いて、年齢に関係なく成果を出すためのインプット方法に焦点を当て、どのように情報を取り入れ、記憶するかを説明します。単に多く勉強するのではなく、効率よく学ぶこと、そして自分の学習を客観的に評価する習慣を身につけることの重要性が述べられています。最後に、こうしたプロセスを繰り返しながら勉強法を改善していくことが、最終的に結果につながると強調しています。

印象に残った言葉

■人は死ぬ間際に「もっと勉強すればよかった」と後悔する

Q:もし、あなたが人生をもう一度やり直せたとしたら、今と違うことをすると思う分野は何ですか?
A:1位 もっと一生懸命教育を受ける(39%)

■科学者にとって、「わかりません」は「私に自信があります」と同義語です。
自信がない人間だけが、知っているふりをする必要があるのですから

読後の感想

著者によれば、「完璧」という言葉を手放したときにこそ、本当の学習が始まるといいます。私自身も、何をするにも完璧を求める傾向があり、「完成」よりも「完璧」にこだわってきたように思います。もちろん、その過程で得られた良い点もありましたが、一つのことを完璧に仕上げることに集中しすぎた結果、同じ時間と努力に対して全体の完成が遅くなることが多くありました。だからこそ、この一文は自分の勉強に対する考え方を見直すきっかけとなった、とても印象的な言葉でした。

また本書では、学習とは単に正解を多く出すことではなく、より多くの間違いに気づき、理解する過程であると強調されています。正解を出すことばかりに集中していた学生時代を振り返ると、それが本当に正しい勉強法だったのか、改めて考えさせられます。

「生物は、事象が予測に反しているときのみ学習する」という言葉の通り、一つの正解だけを追い求めるのではなく、さまざまな仮説を立てて検証し、間違いに気づくことこそが本当の学びの始まりだと感じました。年齢に関係なく、生涯にわたって活かせる勉強法を探している方に、ぜひ一度読んでいただきたい一冊です。

Amazon Japan 本当の勉強法

Amazon Japan 本当の勉強法

Comments